AWS DeepLensを購入しました〜映像をみる、SSH接続編〜

リンクバルでエンジニアをしております磯谷です。

前回のセットアップ編に引き続き、今回は動画を見る方法とSSHでのデバイスへの接続についてです。

今回は以下の流れで書いていきます。

  1. リモートで動画を見る
  2. SSHで接続する

なお、マイクロHDMIでモニタとDeepLensを接続すれば、ダイレクトに動画を見たり、色々と操作も可能です。しかしその場合はキーボードとマウスも必要になり、DeepLensの身軽さというメリットが減ってしまうので、個人的にはリモート接続が好みです。
リモート接続のためにはセットアップ時にダウンロードした「streaming certificate」が必要になるのでご注意ください。

リモートで動画を見る

公式説明はこちらです。For FireFox、For Chrome (Mac Sierra or higher)、For Chrome (Windows and Linux)と3種類の方法が記載されています。私はMacを使っているので、今回はMac用の説明を記載させていただきます。

公式説明の「b. For Chrome (Mac Sierra or higher)」には、「double-click the downloaded streaming certificate」とありますが、なぜか私はうまくいかなかったので、「Alternatively, open and unlock the Keychain Access app, choose System under Keychains on the left and My Certificate under Category. Drag and drop the downloaded streaming certificate into the window.」の方法を取らせていただきます。(なぜうまいこといかなかったんだろう?)

まずはキーチェーンアクセスを開いてください。この画面の左ペインにある「システム」と「自分の証明書」の2箇所に、同じ「streaming certificate」を置いていきます。画面ショットにある2つの「Client Certs」は、すでに設定済みの2台のDeepLensのものです。

 

ではご自身がダウンロードした「streaming certificate」を「システム」にドラッグアンドドロップしてください。すると次のようなポップアップが出ると思います。ここにはご自身のPCのユーザ名(デフォルトで入っているかと思います)とパスワードを入力してください。

 

「キーチェーンを変更」を押すとさらに次のような画面が出ます。(なお、私の証明書は「download_03.p12」という名前になっています。)こちらは公式説明にあるとおり、何も入力せずに「OK」を押してください。

 

上記作業を、「自分の証明書」に対しても行ってください。これで証明書の設定は完了です。

 

次にコンソールに入ってください。コンソールから動画を見ていきます。
ログインすると以下のような画面になると思いますので、左ペインの「Device」を押してください。

 

次にご自身の登録したデバイスを選択して下さい。私は「Linkbal-3」を選択します。

 

次のページの右上にある「View output」を押して下さい。

 

すると以下のような画面になるので、「Select browser」でご自身の使用しているもの(私はMac)を選択し、「View stream」を押せばOK、、、なのですが、おそらく初回接続時は「View stream」が押せない状態になっています。そのため、最初はURL直打ちでアクセスし、証明書を認識させてやる必要があるようです。(3台目のセットアップでやっと気づきました。。)

 

では「https://”your-device-ip-address”:4000」を入力して下さい。ご自身のデバイスのIPアドレスは、「Device detail」ページで確認できます。(左ペインの「Device」を押して、IPを調べたいデバイスを選択すればたどり着けます。)証明書の設定が求められるので、先ほど設定したものを選択して下さい。ユーザ名をパスワードを求められた場合は、ご自身のPCのユーザ名、パスワードを入力すればOKです。(私は結構何回も求められました。)
すると次のような画面が出ると思いますので、「詳細設定」を押して下さい。

 

さらに次のような画面になるので、「”IPアドレス”にアクセスする(安全ではありません)」をクリックして下さい。

 

そうすると以下のような画面に飛びます。DeepLensの電源を入れていないと何も映らないと思いますので、電源を入れておいて下さい。またこの時点で、前述の「View stream」は押せるようになっています。以降はコンソールから見ることができます。「Project stream」は何かデプロイした時の結果、「Live stream」はDeepLensが撮影している動画が映ります。何もデプロイしていない状態だと、この2つの画面は同じものが映っていると思います。

なお、最初は白い画面のままで、しばらくすると映像が映ると思います。(少なくとも「Live stream」側は。)また映像は結構遅いです。(タイムラグがあります。)この辺の仕組みはあまり勉強できておらず、完璧な解決法は模索中です。。。

 

SSHで接続する

 

では次にSSHで接続する方法について記載します。単純にSSHでDeepLensにリモートアクセスするなら、以下のコマンドを打てばOKです。

[bash] ssh aws_cam@"IP address"
[/bash]

この時求められるパスワードは、セットアップ時に設定したパスワードです。この状態になれば、Ubuntuに詳しい方なら色々と面白い操作ができるのかもしれません。

私はあまりUbuntuに詳しくないのと、DeepLensはコンソールから色々操作できるということもあり、SSHで入って直接コマンドを打つことはあまりしていません。興味のある方はぜひ色々試して記事にしていただけると幸いです。

手短でしたが、今回はここまでです。次回はサンプルプロジェクトのデプロイ、その先はオリジナルプロジェクトのデプロイを記事にできればと思っています。

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