みなさんこんにちは、リンクバルの船寄です。
昨年のre:InventでLambdaのGo言語サポートが発表されましたが、まだ触ることができていなかったので、この機会に触ってみました。
今回はその手順を紹介させていただきます。
目次
このポストの内容
- Lambdaにアップロードする実行ファイルを作成(at Cloud9)
- Lambda functionの作成
- API Gatewayの作成
- 動作確認
- さいごに
Lambdaにアップロードする実行ファイル作成
早速ですが、実行ファイルを作成したいと思います。
今回は手軽に利用できる環境として、Cloud9でコードを書いてビルドしたいと思います。
※ 既にGo言語の環境がある方はCloud9を使わなくてOKです。
1. AWS コンソールからCloud9を選択 -> 「Create enviroment」をクリックします。
2. 環境名を入力します。
3. 今回はお試しなので最小構成で環境を設定します。
4. 確認画面で「Create Environment」を押下します。
5. しばらくするとIDE画面が表示されます。
6. 画面下部に表示されているコンソールへ入力をし、ファイルを作成します。
7. コードを書きます。
{name: “hoge”, age: 25, prefecture: “東京都”} といった具合のjsonを受け取ってそのまま返すという内容です。
7. 画面下部のコンソールで下記コマンドを実行し、build -> zip形式に変換 -> s3へアップロードを行います。
Lmabdaへ登録すには、zip形式にする必要があります。また、ここではs3へアップロードしていますが、これは、Lmabdaにzipファイルをuploadする際にs3のURLを貼るだけでuploadができるからです。
画面のアップローダーを利用してそのままzipファイルをアップロードすることもできます。
Lambda functionの作成
1. コンソールからLambdaのページへ移動して、「関数の作成」を押下します。
2. 一から作成を選択し、画面の設定値で入力を行います。
3. 先ほど作成した実行ファイルをアップロードします。手順通りに進めた方はs3上のURLを入力していただき、最後に「保存」を押下してください。
※この画面でzipファイルを直接アップロードすることもできます。
4. functionのテストを作成します。画面右上部の「テスト」ボタンを押下し、テストを作成します。
5. テストを実行します。実行結果がその場で表示されます。
API Gatewayの作成
1. AWSコンソールからAPI Gatewayの画面を開き、「今すぐ始める」を押下します。
2. 下記の値で設定していきます。
3. 次に、メソッドを作成します。「 アクション」-> 「メソッド」の順番でリンクを押下します。
4. httpメソッドはPOSTを選択します。
5. 先ほど作ったLambdaを選択します。
6. 最後にデプロイします。「アクション」-> 「APIのデプロイ」
ステージ名は今回は適当に、「dev」としました。
デプロイボタンを押下するとURLが表示されますが、こちらにリクエストを投げることになります。
動作確認
最後に動作確認をしていきます。先ほど作成したAPIのエンドポイントへjsonをポストします。
ちゃんと想定通りのレスポンスが帰ってきました。
curlコマンドの場合は下記をターミナルで叩いてください。(URLは適宜置換してください)
さいごに
いかがでしたでしょうか。手順はそれなりにあるのですが、簡単にAPIを作成することができました。
弊社では、API Gateway + Lambda(Python) + Amazon DynamoDBをつかって本番運用しているサービスがあります。
サーバレスの流れはますます加速していくと思うので、この辺の情報はキャッチアップしておきたいものですね。
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